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タクト [毬]

無言でも通じ合える
そういうサッカーもあるだろう。

海外へ挑戦する日本人の多くは、
言葉の壁にあたり、言葉でなくとも通じるモノ。
そこから活路を見出す事も多い。

しかしこれまでの日本代表は、
監督の意思をピッチ上で全員に伝え指揮を執る選手。

タクトが居ない.jpg
「タクトを振るもの」

この存在が必要不可欠だった。
と、いうより、代々ここが問題だったといってもいい。

現在のブルーのユニフォームの日本代表が、
日本代表としての大きい地位を確立したのは、
トルシエ監督時代頃からだろうか、

この時代のキャプテンは宮本恒靖(現ガンバ大阪監督)
ゲームメイカーは(中田英寿)
正直上手くいっていたとは言い難い。

宮本はDFを成立させるために
キャプテンシーどころではなかったし、
センターバックというポジション上、
前線に指示が届かない。
そのためにピッチ上でのタクトは
中田英が行ったが、彼は監督の意思ではなく、
自分独自の意思を選手たちに求める割には
言葉は使わない。
苛立った時にだけ感情をあらわす
身勝手なゲームメイカーだった。
(選手としての実力は関係ない話です^^)

時代時代で、様々な試行錯誤がなされたが、
最も印象的だったのが、
中澤から長谷部へのキャプテン交代だ。

キャプテンマークを誰が付けるかで、
試合の展開や攻撃の起点、プレスの場所も変わってくる。
これを考えた岡田監督は英断した。

2010年に中澤から長谷部へ
キャプテンを変更した。
結果的には、
守備的になりかけていた当時のメンバーに、
攻撃の意思を伝えやすくなった。
ちなみに、この時のタクトは長谷部や中澤ではなく、
絶えず「遠藤保仁(ヤット)」がタクトそのものだった。

遠藤は自身の走行距離もさることながら、
的確な指示によって、日本代表に安定感をもたらし続けた。
猫毬が個人的に最も安定感があったと感じたのは、この時代です。
ダブルボランチ「長谷部・遠藤」
コレ以上の安定時代はない。と思います。

残念ながら、この時代には攻撃の駒が存在していなかったw
よって本田の1トップという奇策と、
代表全員で他チームより1キロ多く走ることで
世界と戦った。
当時、世界のサッカーに興味があった猫毬でさえ、
コレには興味をそそられました。
「なるほど、やりようによっては世界と渡り合えるんだ…」

残念ながら、このあと遠藤の体力的な問題で、
代表に選出されなくなり、
長谷部が、キャプテンとタクトの仕事を同時にこなすことになる。
これは難題だ。
長谷部のプレーの質が落ちても文句は言えまい。。

やがて、長谷部にも限界が来る。
ほんとうに長谷部君おつかれさまね^^

さて、
現在、日本代表のそのタクトは誰の手にも
渡っていない。

最初に戻ろう。

無言でも通じ合える
そういうサッカーもあるだろう。

しかし今の代表に必要なのは、
「タクト」
ではなかろうか、
どうも試合中の修正が全くできないっぽ。

タクトは
柴崎にやってほしかったけどなぁ……。
遠藤って、あんまりそゆーの、しなさそうじゃない?ww
んじゃ南野王子で、、いいかもなぁwwwww

アジアカップ次戦はvsサウジアラビアになりました。

サウジは伝統的にはカウンター戦術ですが、
現在の監督は通称ピっちゃんw
チリ代表をロシアに出せなかった監督w
そしてサウジ代表の監督としてロシアで開幕戦5失点。
そこから修正してこれたかどうかです。
修正するとしたら、にわか仕込みのパスサッカーか、
ラテン仕込みのダーティーなサッカー。

いずれにせよ、ちょい警戒。な相手です^^

ああ、先に言っておきましょう。
猫毬個人的には、
イラン代表以外に負けたら言語道断だと思っています。

イランは監督の影響で攻撃力が格段に上がっています。
ちなみにイラン監督はカルロスケイロス。
あのルイコスタやフィーゴを生み出した監督さんです。
あなどれません^^;


@121
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